南部コミュニティセンター

 南部地区は、昭和48年にできた地区です。その拠点として昭和51年に南部地区公民館が建てられました。平成元年に改築後されその後公民館は、増築や耐震化が図られ現在に至ります。名称も平成24年指定管理にともない「南部コミュニティセンター」となりました。令和3年、新駐車場の工事が行われコミュニティセンターの利便性向上が図られた さて、南部地区は、戦後の開拓と開発によってできた新しい町です。そのため、いちからのまちづくりが行われてきましたが、近年自治会への加入率が50%台と低い状態が続いています。社会の情勢や人の考え方の変化から人間関係が希薄になっているといわれますが、南部地区のような新興の地区ではその傾向が顕著にあらわれます。また、3年余のコロナ禍でこの傾向が強まることが懸念されます。地域つくりのためにはやはり人と人とがつながることが大切です。このつながりは、日常のあいさつから地域のイベント、町内活動等、顔の見える関係をつくることで育まれます。南部地区のまちづくりの視点として、地域福祉はもとよりそのための地域融和が大切になります。「ニューノーマル」言われる社会状況が予想される中、新たな感性をもった社会をを見据えたまちづくりが大切になると思われます。そして、そのための「集まれる場」を用意しておくことが大切です。地域の中核施設、「顔の見える場所」としてコミュニティセンターの役割は、今後一層大きくなると考えます。利便性の向上とともにコミュニティセンターを拠点としたまちづくりの推進を考えていきたいと考えます。

2024年11月01日